第27回 問4
介護保険法に定める都道府県の責務として正しいものはどれか。2つ選べ。

介護報酬の算定基準を適切に設定しなければならない。
×介護報酬の算定基準
基準に関することは国の役割です。

介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
その通りです。
介護保険法に規定されています。
介護保険事業が効率的に行われるように、年金保険者を指導・監督しなければならない。
×年金保険者を指導・監督
年金保険者(年金保険事業)は厚生労働省の管轄であり、都道府県が直接指導・監督するものではありません。
認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。
その通りです。
介護保険法で、『国及び地方公共団体は、~認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。』と定められています。つまり、保険者(市町村)、国、都道府県すべての責務です。

高齢者が経済活動に参加することを促さなければならない。
高齢者の社会参加の支援は広く行われるべきものですが、介護保険法上で都道府県の明確な責務として「経済活動への参加促進」が定められているわけではありません。
この文言は過去にも間違いの選択肢として出題されていますね。
第27回 問4
介護保険法に定める都道府県の責務として正しいものはどれか。2つ選べ。
- 介護保険事業が効率的に行われるように、年金保険者を指導・監督しなければならない。
- 介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
- 高齢者が経済活動に参加することを促さなければならない。
- 認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。
- 介護報酬の算定基準を適切に設定しなければならない。