27-27 バイタルサイン

第27回 問27 バイタルサインについて適切なものはどれか。3つ選べ。
生命の維持にかかわる最も基本的な情報である。
その通りです。
感染症にかかっても、発熱しないことがある。
その通りです。
必ずしも発熱するわけではありません。特に、高齢者では典型的な症状が現れないことがあることを覚えておきましょう。
やせているため体温計を腋下部(腋の下)に密着できない場合には、正確に体温を測定できないことがある。
その通りです。
日本では腋窩(えきか)(わきの下)での体温測定が一般的ですが、これは体内の温度を疑似的に作り出すものです。隙間がある場合は当然正確ではなくなりますね。
この場合は、口腔内や耳式の体温計で代替するか、非接触体温計でもいいと思います。
不整脈の有病率は、年齢層が高くなるにつれて減少する。
×減少する
〇増加する
不整脈とは、バイタルサインのひとつである脈拍のリズムが崩れることです。
高齢になると心臓の機能低下で不整脈は増加する傾向にあります。一般的にはほとんどの病気で年齢が高くなると有病率は増加します。
医師や看護師が血圧を測定すると低値になることが多い。
×低値になる
診察室では緊張して血圧が上がってしまうことが一般的です。
「診察室血圧」とか「白衣性高血圧」などと呼ばれます。
バイタルサインとは、 ・血圧 ・脈拍(心拍数) ・体温 ・呼吸(回数や状態) ・SPO2 ・尿量 などのことですね。 基本的なことと高齢者に関連したバイタルサインについてよく聞かれますよ。

第27回 問27
バイタルサインについて適切なものはどれか。3つ選べ。

  • やせているため体温計を腋下部(腋の下)に密着できない場合には、正確に体温を測定できないことがある。
  • 感染症にかかっても、発熱しないことがある。
  • 不整脈の有病率は、年齢層が高くなるにつれて減少する。
  • 医師や看護師が血圧を測定すると低値になることが多い。
  • 生命の維持にかかわる最も基本的な情報である。

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