27-59 成年後見制度

第27回 問59 成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
親族は、成年後見人になることができない。
誤りです。 親族も後見人になることができます。ただし、司法書士などの専門職が後見することが多いです。
後見開始の審判は、本人も請求することができる。
正しいです。 本人、親族などが申立の対象です。後見では市町村長が申し立てることもできます。 ただし、後見を申し立てる際の本人は”判断能力が著しくかけている”状態と思いますので、普通は親族がします。
法人も、成年後見人に選任されることがある。
正しいです。 社会福祉法人やNPO法人でも後見人になることができます。
身上保護(身上監護)とは、本人に代わって財産を管理することをいう。
誤りです。
これはもう一つの財産管理の説明ですね。
身上監護は、契約などの法律行為を含めた生活全般のサポートのことです。要は、財産管理以外の部分です。
成年被後見人の法律行為は、原則として、取り消すことができる。
正しいです。 成年被後見人とは、判断能力が低下していて支援を受けている人のことです。 悪質な契約から守る役割があります。
成年後見制度についての基本的なことがわかっていれば解けます。 選択肢の内容のほか、 ・家庭裁判所が管轄 ・任意後見の契約は公正証書で行う などを押さえておきましょう。

第27回 問59
成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 成年被後見人の法律行為は、原則として、取り消すことができる。
  • 法人も、成年後見人に選任されることがある。
  • 親族は、成年後見人になることができない。
  • 身上保護(身上監護)とは、本人に代わって財産を管理することをいう。
  • 後見開始の審判は、本人も請求することができる。

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