第27回 問50
介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
指定訪問介護事業所の管理者は、介護福祉士でなければならない。
誤りです。
訪問介護の管理者は、常勤専従であることが条件です。資格要件はありません。
なお、介護福祉士しかできない職種はありません。
サービス提供責任者は、利用者のサービスに関する意向を定期的に把握するものとする。
正しいです。
サービス提供責任者の役割は、
・訪問介護計画の作成
・サービス実施状況の把握
などがあります。その人の訪問介護におけるリーダー的役割です。
訪問介護のサービス提供責任者は、
・介護福祉士
・実務者研修修了者
などが要件です。

指定訪問介護事業者は、サービス提供中に事故が発生した場合は、市町村、利用者の家族、担当の居宅介護支援事業者等に連絡を行わなければならない。
正しいです。
事故発生時には、市町村や家族、担当者への速やかな連絡と報告および記録が義務づけられています。
居宅サービス計画にないサービスでも、利用者の要望があった場合には、訪問介護員は直ちに提供しなければならない。
誤りです。
居宅サービス計画(ケアプラン)にないサービスを提供することはないと考えてください。
ニーズがある場合には、ケアプランを作り直します。
指定訪問介護事業者は、定期的に業務継続計画の見直しを行い、必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとする。
正しいです。
業務継続計画(BCP)とは、災害や感染症などの緊急事態に備えて、有事の際でも介護サービスを継続するための計画です。
すべての事業所に策定が義務付けられています。
第27回 問50
介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 指定訪問介護事業所の管理者は、介護福祉士でなければならない。
- 居宅サービス計画にないサービスでも、利用者の要望があった場合には、訪問介護員は直ちに提供しなければならない。
- 指定訪問介護事業者は、定期的に業務継続計画の見直しを行い、必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとする。
- サービス提供責任者は、利用者のサービスに関する意向を定期的に把握するものとする。
- 指定訪問介護事業者は、サービス提供中に事故が発生した場合は、市町村、利用者の家族、担当の居宅介護支援事業者等に連絡を行わなければならない。