第27回 問46
面接場面におけるコミュニケーション技術について適切なものはどれか。3つ選べ。
明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
×クライエントの代わりに意思決定する
クライエントとは、被援助者のことです。利用者と読み替えて問題ないです。
意思決定は利用者がするものです。成年後見制度以外で、援助者が代わりに決めるとしているものはすべて間違いと思いましょう。
明確化とは、相手の話があいまいだったり分かりにくいときに、「つまりこういうことですか?」と確認することで、内容をはっきりさせる技法です。
アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
その通りです。
アセスメントとは、簡単にいえば、その人の情報を分析してニーズ(必要とすること)を探す作業です。
オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
正しいです。
・オープンクエスチョン
→自由に話しやすくなるように促す質問。「なんで赤が好きなんですか?」
・クローズドクエスチョン
→”はい”か”いいえ”で答えられるように聞く質問。「赤は好きですか?」
面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。
その通りです。
ジェスチャー、表情、声の抑揚などは非言語的コミュニケーションといいます。
視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。
誤りです。
適切な距離やアイコンタクトは、安心感を与えたり、信頼関係を築くために必要な要素です。
特に、初回の面接(インテーク面接)ではより配慮します。
第27回 問46
面接場面におけるコミュニケーション技術について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
- 視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。
- オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
- アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
- 面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。