27-29 リハビリテーション

第27回 問29 リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。
利用者の残存能力をできる限り活かす。
その通りです。 これはリハビリテーションの基本的な考え方です。利用者の残存能力を最大限に活かし、日常生活を自立して送れるように支援することが重要です。
急性期及び回復期に獲得された機能をできるだけ長く維持することも重要である。
その通りです。 急性期、回復期に続く、維持期リハビリテーションにおける重要な考え方です。
廃用による筋力低下や筋委縮の予防には、趣味や余暇活動への参加は効果がない。
誤りです。 活動を促すことはリハビリテーションの基本的な考え方です。 趣味や余暇活動への参加、つまり利用者の社会活動を制限するような選択肢は決して正解にはなりません。
本人が苦痛を感じなければ、同じ姿勢で安静臥床を続けることが望ましい。
誤りです。 長期間の安静臥床は筋力低下や血栓症、褥瘡のリスクを高めます。 本人が寝返りを打てない場合は、体位変換を行います。
変形性膝関節症は、歩行障害の原因となることがある。
その通りです。 変形性関節症は、関節の軟骨がすり減って痛みがでたり水が溜まったりする病気です。 特に膝の軟骨がすり減る変形性膝関節症が多く、女性に多いという特徴があります。
リハビリテーションに関しては、
・急性期、回復期、維持期に分かれること
・介護保険では維持期にかかわること
・残存能力を活かすこと
・早期に離床すること
などがポイントとなります。

この問題では、「効果がない」とか「同じ姿勢で安静臥床を続ける」といったネガティブなワードがあり、容易に消去法で回答できますね。

第27回 問29
リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。

  • 本人が苦痛を感じなければ、同じ姿勢で安静臥床を続けることが望ましい。
  • 廃用による筋力低下や筋委縮の予防には、趣味や余暇活動への参加は効果がない。
  • 急性期及び回復期に獲得された機能をできるだけ長く維持することも重要である。
  • 変形性膝関節症は、歩行障害の原因となることがある。
  • 利用者の残存能力をできる限り活かす。

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