26-37 感染症

第26回 問37 感染症と主な感染経路の組合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
季節性インフルエンザ ―― 飛沫感染
正しいです。 インフルエンザウイルスはくしゃみや咳による飛沫で伝播し、口や鼻の粘膜から感染します。
腸管出血性大腸菌感染症 ―― 接触感染
正しいです。 O157が代表的です。手指や調理器具を介して口から感染するのが主体です。
結核 ―― 空気感染
正しいです。 結核は肺の病気です。乳児期に摂取するワクチン(BCGワクチン)により、感染する人は少なくなりましたが、なくなったわけではありません。
疥癬 ―― 飛沫感染
誤りです。 疥癬は、虫(ヒゼンダニ)が皮膚に寄生して起こる皮膚疾患です。 接触により感染します。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症 ―― 空気感染
誤りです。 MASA感染症は、手指を介した接触感染が主な原因です。 皮膚の炎症や発熱など様々な症状を起こします。健康な人なら症状がでないが、抵抗力が低下した人が感染すると症状が発現する「日和見感染症」のひとつです。
・飛沫感染:くしゃみや咳で出たしぶき(直径5µm以上)が人の口や鼻に入ってうつる ・空気感染:しぶきが乾いて小さくなった飛沫核(直径5µm未満)を吸い込むことでうつる ・接触感染:病原体で汚れた手や物(ドアノブ、手すりなど)に触れ、その手で口や鼻、目をさわることでうつる 空気感染するのは、結核と麻しん(はしか)と覚えておきましょう。食中毒系は接触、経口感染です。

第26回 問37
感染症と主な感染経路の組合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  • 腸管出血性大腸菌感染症 ―― 接触感染
  • 疥癬 ―― 飛沫感染
  • 結核 ―― 空気感染
  • MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症 ―― 空気感染
  • 季節性インフルエンザ ―― 飛沫感染

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