26-31 認知症

第26回 問31 認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。
認知症施策推進大綱においては、発症を遅らせることを目指している。
正しいです。 認知症施策推進大綱は国が定める認知症対策の基本方針です。 認知症の発症を遅らせること、進行を緩やかにすることを重要な目標としています。
運動不足の改善は、認知症の予防につながらない。
誤りです。 運動習慣の改善は脳血流を増やし、認知機能低下のリスクを低減すると報告されています。
自分の意思で決定できるように支援することが大切である。
正しいです。 認知症の有無にかかわらず、大切な原則です。
MCI(軽度認知障害)は、すべて認知症に移行する。
誤りです。 MCI(軽度認知障害)は認知機能が健常と認知症の中間にある状態です。 すべての人が移行するわけではありません。ただし、認知症になったら健常な状態に改善することはありません。
前頭側頭型認知症の症状の一つとして、物品の名前が出てこない意味性認知症の症状がある。
正しいです。 前頭側頭型認知症は、前頭葉と側頭葉が委縮することによっておこる認知症です。 突然人格が変わったり、意味もなく同じ行動を繰り返す常同行動を特徴とします。
消去法で答えらえる問題です。
医療の問題では基本のところを覚えればいいです。

第26回 問31
認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

  • 前頭側頭型認知症の症状の一つとして、物品の名前が出てこない意味性認知症の症状がある。
  • 認知症施策推進大綱においては、発症を遅らせることを目指している。
  • 運動不足の改善は、認知症の予防につながらない。
  • MCI(軽度認知障害)は、すべて認知症に移行する。
  • 自分の意思で決定できるように支援することが大切である。

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