26-2 地域共生社会

第26回 問2 地域福祉や地域共生社会について正しいものはどれか。3つ選べ。
市町村は、重層的支援体制整備事業を実施しなければならない。
誤りです。
重層的支援体制整備事業とは簡単にいえば、困りごとの種類や制度を問わず支援できる地域を作るための仕組みです。
この事業は市町村の「努力義務」であり、今のところは必ず実施しなければならないわけではありません。
市町村は、市町村地域福祉計画を策定するよう努めるものとする。
正しいです。 地域福祉法により、市町村は「地域福祉計画を策定するよう努める」とされています。
地域共生社会とは、すべての人々が地域、暮らし、生きがいをともに創り、高め合うことができる社会である。
その通りです。 内閣府などが提唱する「地域共生社会」の定義そのものです。
介護保険法に基づく地域支援事業等を提供する事業者が解決が困難な課題を把握したときは、その事業者が自ら解決しなければならない。
誤りです。 地域包括支援センターや市町村と連携し対応することが求められています。 誰に対しても突き放す様な選択肢は正解になりません。
共生型サービスは、介護保険制度と障害福祉制度の両方に位置付けられている。
正しいです。 共生型サービスとは、主に障害がある人が65才になっても使い慣れた事業所を使えるように設計された制度です。 一方の指定を受ければもう一方の指定が受けやすくなるため、両方に位置付けられているという記述は正しいです。 ・ホームヘルプ ・デイサービス ・ショートステイ の3つが対象です。
重層的支援体制整備事業は近年プッシュされている事業のひとつです。試験に出る可能性も高いので、
・市町村が主体
・今は努力義務
というところはおさえておきましょう。

第26回 問2
地域福祉や地域共生社会について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 市町村は、市町村地域福祉計画を策定するよう努めるものとする。
  • 市町村は、重層的支援体制整備事業を実施しなければならない。
  • 介護保険法に基づく地域支援事業等を提供する事業者が解決が困難な課題を把握したときは、その事業者が自ら解決しなければならない。
  • 共生型サービスは、介護保険制度と障害福祉制度の両方に位置付けられている。
  • 地域共生社会とは、すべての人々が地域、暮らし、生きがいをともに創り、高め合うことができる社会である。

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