25-27 高齢者の精神障害

第25回 問27 高齢者の精神障害について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
老年期うつ病では、妄想の症状が発現することはない。
誤りです。 老年期うつ病でも妄想は出現します。実際には犯していない罪や過ちを強く思い込み、自分を責め続けてしまう「罪業妄想」といわれる症状が出現することがあります。
老年期うつ病では、自死を図ることはない。
誤りです。 高齢者うつ病は自殺企図・自殺既遂ともに高リスクであり、早期介入が重要です。
高齢者の妄想性障害への対応では、共感が大切な要素である。
正しいです。 共感はすべての支援において大切です。
神経症は、病気ではなく、気のもちようである。
誤りです。 精神障害は病気です。このような選択肢はすべて×。
アルコール依存症のケアには、自助グループなどの地域の社会資源の活用も有用である。
正しいです。 アルコール依存症では断酒会などの自助グループ(セルフヘルプグループ)が効果的です。
高齢者の精神障害としてよくあるのが、
・認知症
・うつ病
・せん妄
などです。それぞれの違いについて確認しておきましょう。

第25回 問27
高齢者の精神障害について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

  • 高齢者の妄想性障害への対応では、共感が大切な要素である。
  • アルコール依存症のケアには、自助グループなどの地域の社会資源の活用も有用である。
  • 老年期うつ病では、妄想の症状が発現することはない。
  • 老年期うつ病では、自死を図ることはない。
  • 神経症は、病気ではなく、気のもちようである。

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