25-26 医療の基礎知識

第25回 問26 次の疾病の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
狭心症では、前胸部の圧迫感が生じることはない。
誤りです。 狭心症では数分間持続する「胸部圧迫感・締めつけ感」が典型症状です。心筋梗塞と違い、短時間であることが特徴です。
心不全による呼吸困難時には、起座位にすると症状が改善することがある。
正しいです。 起座位とは、椅子に座って机に突っ伏したような姿勢と考えてください。横になると呼吸が苦しくなり、この姿勢で楽になるものを「起座呼吸」といいます。 心不全や呼吸器系の疾患でみられます。
慢性腎不全では、水分やカリウムの摂取量に注意する必要がある。
正しいです。 透析をしている人は、カリウムが多く含まれる生野菜の接種制限がある場合があることも覚えておきましょう。
高齢者の糖尿病では、口渇、多飲多尿の症状が出現しにくい。
その通りです。 高齢者は病気の典型的な症状が出にくいことがあるのは基礎知識です。 高齢者では口渇感の低下や腎機能低下などにより、高血糖でも「口渇・多飲多尿」が目立たないことがあり、倦怠感や食欲不振のみで発見されることがあります。
帯状疱疹は、細菌性感染症である。
誤りです。 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによるウイルス感染症です。細菌性感染症ではありません。
医療の基礎知識を問う問題です。
医療の問題は、一般的な知識で十分対応可能です。誤りの選択肢がわかりやすいことが多いので、消去法を駆使して解きましょう。

第25回 問26
次の疾病の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

  • 帯状疱疹は、細菌性感染症である。
  • 慢性腎不全では、水分やカリウムの摂取量に注意する必要がある。
  • 心不全による呼吸困難時には、起座位にすると症状が改善することがある。
  • 高齢者の糖尿病では、口渇、多飲多尿の症状が出現しにくい。
  • 狭心症では、前胸部の圧迫感が生じることはない。

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