37-30 脳の機能停止を示す徴候

第37回 問30 次のうち、脳の機能停止を示す徴候に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
呼吸不全
誤りです。 呼吸不全は、呼吸機能が低下してからだに十分な酸素を取り入れられない状態を指します。 脳の機能停止とは直性関係しません。
浸流性尿失禁
誤りです。 溢流性尿失禁とは、自分で尿を出し切ることができずに、もれだしてしまう状態です。 脳の機能停止とは直性関係しません。
心停止
誤りです。 心停止は、心臓の機能が停止してしまった状態のことです。 脳へ血が送られなくなり脳の機能停止につながる状態ですが、心停止自体は脳の機能停止の徴候として最も適切ではありません。
蝸動運動の減弱
誤りです。 蠕動運動とは、胃や腸の壁が動き消化を促す運動です。 便秘や胃もたれなどの症状を示す兆候といえます。
睡孔散大・対光反射消失
正しいです。 瞳孔とは、いわゆる黒目の部分です。脳の機能が停止すると、瞳孔が大きくなり(散大し)、光に反応しなくなります。
「呼吸の停止」「心臓の停止」「瞳孔が散大」は死の三大兆候といわれます。

第37回 問30
次のうち、脳の機能停止を示す徴候に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  • 蝸動運動の減弱
  • 睡孔散大・対光反射消失
  • 浸流性尿失禁
  • 呼吸不全
  • 心停止

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