37-9 事例問題 日本国憲法

第37回 問9
Aさん(48歳、会社員)は、うつ症状から体調不良が続き、仕事を休むことが増えたため、自主的に退職した。その後、体調は回復したが、再就職先がなかなか見つからなかった。しばらく貯金で生活していたが、数か月後、生活を営むことができなくなってしまった。頼れる親族はなく、生活保護を受給することにした。
この事例において、日本国憲法に基づいてAさんに保障された権利として、最も適切なものを1つ選びなさい。
団体交渉権
誤りです。 労働者が労働条件の改善を求めるために団体で交渉する権利のことです。 いわゆるストライキのことですね。
平等権
誤りです。 すべての国民が法の下で平等である権利のことです。生活保護を受ける権利に直接関係するものではありません。
財産権
誤りです。 個人が財産を持ち、それを自由に利用できる権利です。覚える必要はありません。
思想の自由
誤りです。 頭の中で何を考え、それをどう表しても自由ということですね。 良心の自由とセットですが、試験で詳しい内容が問われることはないでしょう。
生存権
正しいです。 憲法第25条に規定されていいて、「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定されています。 Aさんが生活保護を受給できるのは、この生存権に基づくものです。
生存権は 「基本的人権の尊重」 という憲法の基本原理に基づいています。
介護福祉士の試験では、生存権を中心に生活保護にからめて出題されることが多いです。
憲法第25条
健康で文化的な最低限度の生活の保障
朝日訴訟
などのキーワードと一緒に覚えておきましょう。

第37回 問9
Aさん(48歳、会社員)は、うつ症状から体調不良が続き、仕事を休むことが増えたため、自主的に退職した。その後、体調は回復したが、再就職先がなかなか見つからなかった。しばらく貯金で生活していたが、数か月後、生活を営むことができなくなってしまった。頼れる親族はなく、生活保護を受給することにした。
この事例において、日本国憲法に基づいてAさんに保障された権利として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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  • 思想の自由
  • 団体交渉権
  • 財産権
  • 生存権
  • 平等権

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