第37回 問3
人間関係と心理に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
自己愛とは、自分という存在を、他人と区別して意識することである。
これは「自己意識」についての説明でしょうか。
「自己愛」は自分を大切に思う気持ちですが、自己意識は自分がどんな人かを意識することです。自己愛は自分を好きでいることが関係しますが、自己意識は自分を認識することに過ぎません。自己意識があっても、必ずしも自分を大切に思うわけではないということです。
自己同一性の確立とは、自分とは何かという認識を持つことである。
正しいです。
自己同一性は「アイデンティティ」とも言い換えられます。
「同一性」という言葉は、「変わらないこと」や「一貫していること」を意味します。
簡単に言うと、自分がどんな人間で、どんな価値観や考えを持っているのかを理解し、それが変わらずに保たれている感覚のことです。
自我とは、日常行動に影響を与える、表面化していない意識のことである。
これは「潜在意識(せんざいいしき)」の説明です。
潜在意識とは、普段は自覚できないけれども、日常の行動や思考に影響を与えている意識のことです。
「自我」とは、自分が誰かを感じ、考えや感情を調整する部分のことです。
自己覚知とは、コミュニケーションにおいて自分について話すことである。
これは「自己開示(じこかいじ)」の説明です。
「自己覚知」とは、自分を客観的な視点から理解しようとすることです。
自己中心性とは、自分の意思で自分の行動をコントロールすることである。
これは「自律(じりつ)」の説明でしょうか。
「自己中心性」とは、自分のことばかり考えて、他人の気持ちや状況をあまり考えない性格や態度のことです。
第37回 問3
人間関係と心理に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 自己覚知とは、コミュニケーションにおいて自分について話すことである。
- 自己愛とは、自分という存在を、他人と区別して意識することである。
- 自己中心性とは、自分の意思で自分の行動をコントロールすることである。
- 自己同一性の確立とは、自分とは何かという認識を持つことである。
- 自我とは、日常行動に影響を与える、表面化していない意識のことである。