37-91 食事の介護

第37回 問91 次の記述のうち、パーキンソン病(Parkinson disease)で上肢の震えはあるが、自力摂取が可能な利用者の食事の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
食事後に口腔内のアイスマッサージを行う。
×食事後 嚥下反射を促すアイスマッサージを行う場合は、食事前に行います。
片側の縁が高くなっている皿を準備する。
正しいです。 自力摂取が楽になる食事用の補助用具のひとつです。ほかには柄が太いスプーンや先の曲げやすいスプーンなどがあります。
上半身を後ろに20度程度倒すように伝える。
誤りです。 パーキンソン病の人に限らず、からだを後ろに傾けると誤嚥のリスクが上がります。
食器の置いてある位置を説明する。
誤りです。 これは視覚障害のある人への食事の介助です。
踵を床から浮かすように伝える。
誤りです。 座っている時は足底全体を床につけることが基本です。
パーキンソン病では、 ・振戦(ふるえ) ・筋固縮(かたまる) ・無動寡動(動きが少なくなる) ・姿勢反射障害(転びやすくなる) という4つの症状が代表的です。 上肢の震え(振戦)があっても自力で食べられる場合は、介護者が代わりに食べさせるのではなく、利用者が安心して自分で食べられる環境を整えることが重要です。

第37回 問91
次の記述のうち、パーキンソン病(Parkinson disease)で上肢の震えはあるが、自力摂取が可能な利用者の食事の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 踵を床から浮かすように伝える。
  • 上半身を後ろに20度程度倒すように伝える。
  • 片側の縁が高くなっている皿を準備する。
  • 食器の置いてある位置を説明する。
  • 食事後に口腔内のアイスマッサージを行う。

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