37-72 介護保険施設における防災対策

第37回 問72 介護保険施設における防災対策に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
介護福祉士は、災害派遣福祉チームで活動することが義務づけられている。
誤りです。 災害派遣福祉チーム(DWAT)は、自治体などが組織する災害時に福祉的な活動を行うチームです。 メンバーには福祉に関わる専門職などが加わりますが、特定の資格に参加義務があるわけではありません。
介護福祉士は、防災スキル向上のために、防災士の資格取得が義務づけられている。
誤りです。 防災士は民間資格であり、取得は義務ではありません。スキルアップの一環として推奨されることはあるかもしれませんが、法的義務はありません。
災害対策基本法に基づき、個別避難計画の作成が施設長に義務づけられている。
誤りです。 「個別避難計画」は市町村の努力義務となっている計画です。「高齢者」や「障がい者」など避難に支援が必要な人のための避難計画です。 介護保険施設でやらなければならないのは「防災計画」の作成および定期的な避難訓練です。
一般的に、飲料水と非常食は1日分の備蓄が義務づけられている。
誤りです。 厚労省は3日分(最低でも2日分)の食料・水の備蓄を推奨しており、1日分では不十分とされています。
災害時等に備えて、業務継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定が義務づけられている。
正しいです。 介護保険施設だけでなく、すべての介護サービス事業所で義務化されています。
介護保険施設は災害時に高齢者を守る重要な役割を担っており、防災計画や業務継続計画(BCP)の整備が法律で求められています。 BCPは、災害や感染症などの非常時にも介護サービスの提供をできる限り継続するための計画で、すべての介護サービス事業所で作成義務があります。

第37回 問72
介護保険施設における防災対策に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 災害時等に備えて、業務継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定が義務づけられている。
  • 介護福祉士は、防災スキル向上のために、防災士の資格取得が義務づけられている。
  • 災害対策基本法に基づき、個別避難計画の作成が施設長に義務づけられている。
  • 介護福祉士は、災害派遣福祉チームで活動することが義務づけられている。
  • 一般的に、飲料水と非常食は1日分の備蓄が義務づけられている。

≪PR≫