37-45 認知症の人の意思決定支援

第37回 問45 次の記述のうち、「認知症(dementia)の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」(2018年(平成30年)(厚生労働省))で示されている、意思決定支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
認知症(dementia)の人の家族の意思を支援することである。
誤りです。
「利用者主体」に反しています。
認知症の人であっても「本人の意思」が重要であるとガイドラインで強く示されています。
意思決定支援者は特定の職種に限定される。
誤りです。 職種に関係なく、関わるすべての人が支援できます。 意味のない限定はすべて間違いと思いましょう。
一度、意思決定したら、最後まで同じ内容で支援する。
誤りです。 当然、必要に応じて見直すことが大切です。 「最後まで同じ内容で~」といった極端な選択肢は間違いと思いましょう。
看取りの場面になってから支援を開始する。
誤りです。 早い時期から関わることが基本です。 ガイドラインでは、「チームによる早期からの継続的支援」が示されています。 これも極端な選択肢です。
身振りや表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行う。
正しいです。 話せない・うまく言葉にできない場合でも、身ぶりや表情などから気持ちを読みとろうとすることが、ガイドラインで強くすすめられています。
・尊厳の保持 ・利用者主体 ・自立支援 といった基本のところをおさえておけば、認知症のひとであっても対応は変わりません。 国のガイドラインでは、「本人の意思」を特に重要視しています。

第37回 問45
次の記述のうち、「認知症(dementia)の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」(2018年(平成30年)(厚生労働省))で示されている、意思決定支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 認知症(dementia)の人の家族の意思を支援することである。
  • 看取りの場面になってから支援を開始する。
  • 身振りや表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行う。
  • 意思決定支援者は特定の職種に限定される。
  • 一度、意思決定したら、最後まで同じ内容で支援する。

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