37-95 おむつ

第37回 問95 次のうち、同居の高齢者におむつを使用する家族介護者に対する、介護福祉職の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」
正しいです。 羞恥心とは、他人に対して恥ずかしいと感じる感情のことです。認知症でも寝たきりでも誰にでもあります。 羞恥心への配慮は尊厳を守るケアの基本です。
「尿失禁を防ぐことができます」
誤りです。 尿失禁とは、本人の意思に反して尿が出てしまう状態です。衣類が汚れてしまうことが尿失禁ではありません。 尿失禁自体はおむつで防ぐことはできません。
「尿量を気にせずに、1日中同じおむつを使うことができます」
誤りです。 長時間同じおむつを装着すると皮膚炎や感染リスクが高まるため、尿量や状態を見てこまめに交換する必要があります。
「おむつを着けると、安心して排泄ができます」
誤りです。 おむつで排泄に関するすべてのことが解決するような印象を与える言動は間違っています。
「家族の都合に合わせて、おむつを使いましょう」
誤りです。 本人の意思を無視して行うことはすべて間違いです。 おむつ使用は利用者の状態と希望を最優先に考えるべきであり、家族の都合のみで決定するのは不適切です。
まず、尊厳の保持に反する選択肢はすべて間違いです。 おむつは利用する人にとっても、介護する側にとっても便利なものですが、排泄介助における最後の手段と考えましょう。 介護する側は常におむつを外すことを考えるのが基本です。

第37回 問95
次のうち、同居の高齢者におむつを使用する家族介護者に対する、介護福祉職の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 「家族の都合に合わせて、おむつを使いましょう」
  • 「おむつを着けると、安心して排泄ができます」
  • 「尿失禁を防ぐことができます」
  • 「尿量を気にせずに、1日中同じおむつを使うことができます」
  • 「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」

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