37-93 入浴に適した環境

第37回 問93 次の記述のうち、下肢筋力が低下して介護を必要とする人の入浴に適した環境として、最も適切なものを1つ選びなさい。
浴室の入口は開き戸にする。
誤りです。 開き戸とは、いわゆる普通のドアのことです。 お風呂のドアは、横にすべる引き戸の方が安全性が高いとされています。
床から浴槽の縁までの高さは20cmにする。
誤りです。 浴槽のヘリの高さが20cmということでしょうか。 足のサイズよりも低いなので流石に低すぎますね。
縦に長く、浅めの洋式の浴槽にする。
誤りです。 いわゆるバスタブみたいなイメージの風呂のことでしょうか。 浅い風呂だと、下肢筋力が低下している時に浮力を十分に使えずに起き上がりずらいため不適切です。
浴槽の縁の幅は20cmにする。
誤りです。 20cmは大体手のひらの縦幅くらいです。極端に跨ぎずらいため不適切です。
浴槽への出入りのために、水平方および垂直の手すりを設置する。
正しいです。 水平方と垂直方向の手すりを配置することで、利用者はさまざまな動作(立ち上がり、またぎ動作、体位変換)に応じて最適な支持点を確保でき、安全性が大きく向上します。
下肢筋力が低下した高齢者では、特に浴槽への出入りや体位変換の際に転倒や滑落を防ぐ環境整備が必要です。

第37回 問93
次の記述のうち、下肢筋力が低下して介護を必要とする人の入浴に適した環境として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 縦に長く、浅めの洋式の浴槽にする。
  • 浴槽の縁の幅は20cmにする。
  • 浴室の入口は開き戸にする。
  • 浴槽への出入りのために、水平方および垂直の手すりを設置する。
  • 床から浴槽の縁までの高さは20cmにする。

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