37-92　入浴の介護

第37回問92 次の記述のうち、入浴の作用を生かした、高齢者への入浴の介護として、最も適切なものを１つ選びなさい。

食事は、入浴直前に摂取する。

誤りです。食後すぐの入浴は血圧が下がりやすいため避けるべきです。大体食後１時間は入浴を避けるべきと言われています。

高血圧の人には、42℃以上の湯につかってもらう。

誤りです。
高温のお湯は、交感神経が活発になり血圧が上がります。高血圧の人には不適切です。

また、お湯の温度は適温の範囲内なら基本的には強制するべきものではないです。

浴槽の中では、関節運動を促す。

正しいです。浮力作用により体重負担が軽減し、無理なく関節を動かせます。

心疾患（heart disease）のある人には、肩まで湯につかってもらう。

誤りです。心臓に病気がある人は半身浴が良いとされています。

個浴の浴槽内では、足を浮かせてもらう。

誤りです。足を浮かせると不安定になり、転倒・滑落の危険があります。

入浴には以下のような作用があり、高齢者の身体機能やQOL向上に役立ちます。・温熱作用：血行を良くして筋肉のこりをほぐし、リラックスを促します。・浮力作用：体重負担を軽減し、関節や筋肉へのストレスを減らします。・水圧作用：血流促進やむくみの軽減を助けます。・清潔作用：皮膚の汚れや老廃物を落とし、衛生を保ちます。また、適温のお湯（39～41℃くらい）では副交感神経が活発になり、高温のお湯（42℃以上）では交感神経が活発になることも覚えておきましょう。

第37回問92
次の記述のうち、入浴の作用を生かした、高齢者への入浴の介護として、最も適切なものを１つ選びなさい。

食事は、入浴直前に摂取する。

心疾患（heart disease）のある人には、肩まで湯につかってもらう。

高血圧の人には、42℃以上の湯につかってもらう。

浴槽の中では、関節運動を促す。

個浴の浴槽内では、足を浮かせてもらう。

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