37-75 家族とのコミュニケーション

第37回 問75 次の記述のうち、利用者と家族の意向が異なるとき、家族とのコミュニケーションにおいて介護福祉職が留意すべき点として、適切なものを1つ選びなさい。
家族に支援方針を決めてもらう。
誤りです。 支援の方針を家族に「決めてもらう」のは、利用者本位の支援という原則に反します。本人の意向を最優先にしながら家族と調整することが大切です。
家族を通して利用者の意向を聴き取る。
誤りです。 家族を通して聞くのではなく、本人の意思を直接確認することが重要です。意思を示すのが難しい場合でも、本人の立場を尊重すべきです。
家族と話す機会を別に設ける。
正しいです。 家族と話す機会を別に設けることで、お互いの考えを落ち着いて聞き合える場ができます。利用者の意向を尊重しつつ、家族にも丁寧に説明する姿勢が適切です。
家族にカウンセリングを行うことを意識する。
誤りです。 介護福祉職は「カウンセリングを行う」役割ではありません。心理的支援が必要な場合は、専門職(心理士など)と連携することが適切です。
家族を説得する。
誤りです。 「説得する」という表現は一方的で、家族の意向を無視しかねません。
介護福祉職は、「利用者主体」の支援を基本としつつ、家族との協力関係も大切にします。 利用者と家族の意向が食い違う場合には、お互いの立場や思いを整理して理解を深める対話の場を持つことが重要です。 家族の考え中心に考えるのはもちろん間違いですし、家族の意見を無視するのも”寄り添っていない”ので間違いです。

第37回 問75
次の記述のうち、利用者と家族の意向が異なるとき、家族とのコミュニケーションにおいて介護福祉職が留意すべき点として、適切なものを1つ選びなさい。

  • 家族と話す機会を別に設ける。
  • 家族を通して利用者の意向を聴き取る。
  • 家族を説得する。
  • 家族にカウンセリングを行うことを意識する。
  • 家族に支援方針を決めてもらう。

≪PR≫