37-62 日常的な生理現象(消化器症状)

第37回 問62 次の記述のうち,消化器症状の説明として,正しいものを1つ選びなさい。
腹部膨満感は,腹部が張る感覚のことである。
正しいです。 (ふくぶぼうまんかん)と読みます。介護や医療の現場では日常的に使われる用語なので覚えておきましょう。 お腹にガスが溜まっていることもあれば、腸閉塞などの病気の可能性もあるので注意が必要です。
しゃっくり(吃逆)は,胸膜の刺激で起こる現象である。
誤りです。 しゃっくりは横隔膜の痙攣です。一時的なものなら特に問題ない現象です。
胸やけは,飲食物による食道の熱傷のことである。
誤りです。 胸やけは熱傷(やけど)ではありません。胸やけは主に胃酸が、食道に逆流してくることでおこる不快感のことです。
げっぷ(噯気)は,咽頭にたまった空気が排出されることである。
誤りです。 げっぷは胃の空気が出てくることです。
嘔気は,胃や腸の内容物が,食道を逆流して口外に吐き出されることである。
誤りです。 これは嘔吐(おうと)の説明ですね。嘔気(おうき)は吐きそうな気持ちのことです。 ”おうけ”と言う人も結構居ますよね。
消化器症状とは食道や胃、腸などの消化管に起こる不快な症状のことです。 日常的な生理現象と日本語が結びつくかどうかの問題ですね。

第37回 問62
次の記述のうち,消化器症状の説明として,正しいものを1つ選びなさい。

  • げっぷ(噯気)は,咽頭にたまった空気が排出されることである。
  • 嘔気は,胃や腸の内容物が,食道を逆流して口外に吐き出されることである。
  • しゃっくり(吃逆)は,胸膜の刺激で起こる現象である。
  • 胸やけは,飲食物による食道の熱傷のことである。
  • 腹部膨満感は,腹部が張る感覚のことである。

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