第37回 問61
次の記述のうち、介護福祉士が行う口腔内の喀痰吸引の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
吸引圧は、利用者の体調によって介護福祉士が決める。
誤りです。
・吸引圧
・吸引時間
などは医師の指示に基づく必要があり、介護福祉士が独自に判断することはできません。
吸引圧をかけた状態で、吸引チューブを挿入する。
誤りです。
要は吸っている状態で入れないということです。
基本は、反対の手でチューブ(カテーテル)を折り曲げて吸わないようにして挿入します。
口蓋垂まで吸引チューブを挿入する。
誤りです。
介護職員が吸引できるのは、
・口と鼻
→咽頭の手前まで
・気管カニューレ
→気管カニューレ内部だけ
と決まっています。
吸引チューブを回転させながら痰を吸引する。
誤り(みたい)です。
手技として、チューブを適度にくるくる回しながら引き抜くのは推奨されていますが、今は違うのしょうか。
粘膜を傷つけないように慎重に行うという意味でしょう。ほかの選択肢に、明らかな正解があるので削除はできます。
吸引後は洗浄水を吸引し、清浄綿でチューブを拭く。
これが正解です。
使用後の吸引チューブには痰や分泌物が残るため、洗浄水を吸って内部を洗い、外側は清浄綿でふいて清潔に保ちます。
第37回 問61
次の記述のうち、介護福祉士が行う口腔内の喀痰吸引の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 吸引後は洗浄水を吸引し、清浄綿でチューブを拭く。
- 吸引圧をかけた状態で、吸引チューブを挿入する。
- 口蓋垂まで吸引チューブを挿入する。
- 吸引圧は、利用者の体調によって介護福祉士が決める。
- 吸引チューブを回転させながら痰を吸引する。