37-55 聴覚障害

第37回 問55 聴覚障害者の特徴や支援の方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
要約筆記によって意思疎通を補う。
正しいです。 要約筆記とは、話の内容を文字にして伝えるコミュニケーション支援の方法です。
軽度の聴覚障害を「ろう」という。
誤りです。 ほとんど耳からは情報を得られない重度の聴覚障害を持つ人を「ろう(ろう者)」といいます。 また、目と耳からの情報を得られない人を「盲ろう者」といいます。
フラッシュベルは周囲の音を増幅させて伝える。
誤りです。 フラッシュベルは、音が聞こえにくい人が、だれかが来たことや何か起きたことに気づけるようにするための道具です。 光を使う道具で、音を増幅させるわけではありません。
手話は意思の伝達に役立たない。
誤りです。 そんなわけありませんね。 ただし、手話は訓練が必要で、すぐに習得できるものではありません。
両耳の聴力レベルが40dBで身体障害者手帳が交付される。
誤りです。 デシベル(㏈)は音の大きさの単位で、大きくなるほど音も大きいです。40dBはささやき声くらいの小さな音です。 聴力レベルが40dBとは、40dBの音まで聞こえるということで、軽度の聴覚障害といえますが、身体障害者手帳の交付対象にはなりません。 細かい内容なので詳細に考える必要はありません。 細かい数字を知っていないと正解が導き出せない問題はまずありません。
聴覚障害は、音を聞く能力に何らかの障害がある状態を指します。音が完全に聞こえない状態を「聾(ろう)」、音が聞こえづらい状態を「難聴」と言いわけます。

第37回 問55
聴覚障害者の特徴や支援の方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 軽度の聴覚障害を「ろう」という。
  • 両耳の聴力レベルが40dBで身体障害者手帳が交付される。
  • 要約筆記によって意思疎通を補う。
  • 手話は意思の伝達に役立たない。
  • フラッシュベルは周囲の音を増幅させて伝える。

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