37-52 高次脳機能障害

第37回 問52 次の記述のうち、遂行機能障害の特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。
些細なことで すぐに興奮して怒鳴る。
誤りです。 社会的行動障害といわれる症状の説明です。統合失調症や認知症などでも起こる精神症状のひとつです。
新しい知識を覚えることが困難である。
誤りです。 これは記憶障害の説明です。
ぼんやりして周囲に注意を向け続けることが困難である。
誤りです。 注意障害の説明です。高次脳機能障害やADHDといわれる発達障害で起こる症状です。
行動を計画して実行することが困難である。
正しいです。 遂行(すいこう)機能障害は、順序立てて物事を行えないことをいいます。 認知症でもこのような症状が現れます。
言葉の表出や理解が困難である。
誤りです。
言語障害の説明です。
言語障害は、言葉の理解や表現が難しくなる失語症や、うまく発音できない構音障害などの種類があります。

失語症はさらに、話し方は流暢だけど言葉の理解が出来ないウェルニッケ失語(感覚性失語)と、理解はある程度できるけど表現が不自由になるブローカ失語(運動性失語)に分かれています。
高次脳機能障害の症状に関連した問題です。
高次脳機能障害とは、病気や事故による脳の損傷で起こる後天的な障害です。精神障害に分類されます。
これらの症状は認知症にも関連が深いです。

第37回 問52
次の記述のうち、遂行機能障害の特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ぼんやりして周囲に注意を向け続けることが困難である。
  • 行動を計画して実行することが困難である。
  • 新しい知識を覚えることが困難である。
  • 言葉の表出や理解が困難である。
  • 些細なことで すぐに興奮して怒鳴る。

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