37-44 認知症の評価スケール

第37回 問44 次のうち、全般的な認知機能を評価する尺度であり、30点満点で20点以下を認知症の目安とするものとして、正しいものを1つ選びなさい。
バーセルインデックス(Barthel Index)
誤りです。 食事やトイレなど、日常生活がどれだけ自分でできるかを見るテストです。認知症の評価スケールではありません。 細かく覚える必要もありません。
改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)
正しいです。 口頭による質問のみで簡易的に行うことができます。30点満点のうち、20点以下だと認知症の疑いがあるとされます。 ただしこれは、認知症の”診断”とは違います。
FAST(Functional Assessment Staging)
誤りです。 FASTは、観察形式の評価スケールで、アルツハイマー型認知症の重症度の分類に特化したスケールです。7段階に分かれ、数字が大きいほどより重症であるという評価です。 余裕があればアルツハイマー型認知症の表スケールであることだけ覚えておきましょう。
認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
誤りです。 これは認知症の人が、どれくらい生活に手助けが必要かを見るためのものです。 1~4とMの7段階に分かれています。
臨床的認知症尺度(CDR:Clinical Dementia Rating)
誤りです。 CDRは、観察形式の評価スケールで、日常生活の観察や家族などへのヒアリングによって、認知症の重症度・進行度を測ります。評価は5段階に分かれ、0が正常、0.5が軽度認知障害、1~3が認知症という評価です。
いわゆる「認知症の評価スケール」といわれる基準についての問題です。

長谷川式(HDSーR)
・MMSE
・CDR
・FAST
などいくつかの種類がありますが、日本で多く使われるのは長谷川式です。
よく使われる理由は、やり方が簡単でよく知れ渡っているからです。
20点以下で認知症の疑いがあることは基礎知識として知っておきましょう。

第37回 問44
次のうち、全般的な認知機能を評価する尺度であり、30点満点で20点以下を認知症の目安とするものとして、正しいものを1つ選びなさい。

  • 改訂長谷川式認知症スケール(HDS-R)
  • 臨床的認知症尺度(CDR:Clinical Dementia Rating)
  • FAST(Functional Assessment Staging)
  • バーセルインデックス(Barthel Index)
  • 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準

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