37-4 事例問題 コミュニケーション

第37回 問4
Aさん(80歳、男性)は、有料老人ホームに入所することになった。一人暮らしが長かったAさんは、入所当日、担当の介護福祉職と話すことに戸惑っている様子で、なかなか自分のことを話そうとはしなかった。介護福祉職は、一方的な働きかけにならないように、Aさんとコミュニケーションをとるとき、あいづちを打ちながらAさんの発言を引き出すように心がけた。
このときの、介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
互いの自己開示
誤りです。 自己開示とは、自分のことを相手に伝えるコミュニケーションの技法です。信頼関係を築く上で有効ですが、今回のケースではAさんの話を引き出すことが目的であり、自己開示が主ではありません。
コミュニケーション能力の評価
誤りです。 状況的にも、Aさんが戸惑っている状況で、能力を評価することが適切ではありません。 試験で、一方的に相手を”評価する”ような選択肢は正解になることはないでしょう。
感覚機能の低下への配慮
誤りです。 感覚機能とは、目や耳などの五感の働きのことですね。 Aさんは感覚機能の低下についての情報はなく、注意するべきはコミュニケーションにあります。
認知機能の改善
誤りです。
Aさんに認知機能の低下が見られるような記述はありません。
注意するべきはコミュニケーションにあります。
双方向のやり取り
正しいです。 「Aさんとコミュニケーションをとるとき、あいづちを打ちながらAさんの発言を引き出すように心がけた。」 この文章をひと言でまとめています。
「Aさんとコミュニケーションをとるとき、あいづちを打ちながらAさんの発言を引き出すように心がけた。」
この記述を簡単にまとめると選択肢のどれですか?と言っていますね。国語の問題のようです。

第37回 問4
Aさん(80歳、男性)は、有料老人ホームに入所することになった。一人暮らしが長かったAさんは、入所当日、担当の介護福祉職と話すことに戸惑っている様子で、なかなか自分のことを話そうとはしなかった。介護福祉職は、一方的な働きかけにならないように、Aさんとコミュニケーションをとるとき、あいづちを打ちながらAさんの発言を引き出すように心がけた。
このときの、介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

Question Image
  • 双方向のやり取り
  • 認知機能の改善
  • 互いの自己開示
  • 感覚機能の低下への配慮
  • コミュニケーション能力の評価

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