37-103 終末期の介護

第37回 問103 終末期の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
決まった時間に食事を提供する。
誤りです。 利用者の希望や体調に合わせて柔軟に対応することが大切です。 柔軟ではない、限定した、選択肢はすべて間違いだと思いましょう。
部屋の換気は控えるようにする。
誤りです。 換気を控える理由はありません。
無反応のときは無言で静かに介護を行う。
誤りです。 無言で行うといったネガティブなキーワードが正解になることはないです。 死後のエンゼルケアにおいても生前のように声掛けをしながら行うというのが基本です。
呼吸困難時は、顎を下げて頭部を前屈させた仰臥位(背臥位)にする。
×仰臥位
仰臥位はお腹を上にして寝た姿勢のことです。

一般的には臥位(寝た姿勢)よりも、座位(座った姿勢)の方が呼吸が楽になります。呼吸困難時には、椅子に座り前の机にもたれかかる起坐位をとると呼吸が楽になります。
せん妄によって話のつじつまが合わないときは、否定せずに受け止める。
正しいです。 せん妄とは、一時的に混乱した状態のことです。 せん妄でも認知症でも、本人を否定しないというのは支援の基本です。
死の間際である終末期の介護における基本的なケアの対応について問う問題です。

第37回 問103
終末期の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 無反応のときは無言で静かに介護を行う。
  • 呼吸困難時は、顎を下げて頭部を前屈させた仰臥位(背臥位)にする。
  • 部屋の換気は控えるようにする。
  • せん妄によって話のつじつまが合わないときは、否定せずに受け止める。
  • 決まった時間に食事を提供する。

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