生活保護の原理・原則

生活保護制度には、4つの原理と4つの原則があります。原理は、例外のない絶対的なルールです。一方原則は、例外がある基本的なルールです。

無差別平等の原理

無差別平等の原理は、生活が困窮した理由などをとわず保護を受けられることです。憲法で生存権が保障されている日本国民であれば、誰でも保護を受ける権利があります。

保護の補足性の原理

保護の補足性の原理は、簡単にいえば「できること」をやってから保護するということです。

資産や能力などを活用して、それでも最低限度の生活が維持できない場合、不足分を補います。また、他の制度は生活保護よりも優先して活用しなければなりません。

世帯単位の原則

世帯単位の原則は、基本的に保護は世帯ごとで行うということです。原則なので、状況により個人ごとに保護することもあります。