介護報酬の加算と減算

介護報酬の加算とは

介護報酬の加算とは、介護サービスを提供する事業者が、よりコストがかかるサービスを積極的に行うことで介護報酬がアップする仕組みです。

資格を持った職員を基準より多く配置したり、利用者に手厚いサポートをすることで介護費用を上乗せしてもらうことができます。過疎地でのサービスの実施や職員の処遇改善など、加算の種類は国により細かく決められています。

  • 職員配置加算: 基準より多く有資格者を配置した場合の加算。
  • サービス提供加算: 利用者への手厚い支援を行った場合の加算。
  • 地域特性加算: 過疎地などでサービスを提供した場合の加算。
  • 処遇改善加算: 職員の待遇改善を行った場合の加算。

減算とは

減算は、よりコストがかからないサービスを行った際に報酬が減額される仕組みです。

加算・減算と利用者負担

例えば、訪問介護を行った際には、決められた基本報酬に加算や減算をしたものが事業所がもらえる介護報酬となり、この内の1~3割を利用者が支払います。加算が増えれば、利用者負担も増えるということになります。